2009年11月17日

図書館旅行に出かけたい

 某Fさんにmixiボイス経由で教えてもらった「一冊80万円の超美麗「図書館写真集」が凄い」――ほんの一瞬、「え、これって何かのFTの表紙?」とか思っちゃったのですが、いやはや、世界中にはすごい図書館が多いのですね!(゜_゜;)
 修道院図書館とかって、もう、本に用事がなくても内装を見るためだけにも行きたいカンジで(((o(^。^")o)))
 個人的な好みは、まっすぐの廊下が続くポルトガルのマフラ国立宮殿図書館やスペインの王立エル・エスコリアル聖ロレンソ修道院図書館ですね。ピンポイントなところで、イタリアのアンジェリカ図書館やチェコのチェコ国立図書館の「立てかけてある梯子」とか萌えたり!(笑)
 なんだかいいモノ見せてもらったです、某F氏に感謝!


 で、図書館の話題から入ったので、今日の日記はこのまま読書の感想へ。


 思わぬ携帯ゲームの落とし穴にハマり停滞気味な「2009読書の秋」ですが(笑)、ちまっとずつ読み進めていた『午前零時のサンドリヨン』(相沢沙呼/東京創元社)と『マルドゥック・ヴェロシティ』1巻(冲方丁/早川書房)を先日読み終えました。2冊同時なのは前者が移動中に読んでいる本で後者が入浴中に読んでいる本だからであります――さすがにサイン本を風呂に持ち込む勇気はなかったんだよ、ママン!(笑)


 「マルドゥック~」は3巻中の1巻かつ再読なので置いておいて、「午前零時~」。
 以前の日記に書きましたとおり、ネットのお知り合いの方が書かれた作品であります。そういうときってやっぱりあれこれ"考えた"感想を書こうとしちゃう自分がいたりもするのですが、相手がお知り合いの方であるならばなおさら良いことも悪いことも、面白いと感じたこともつまらないと感じたことも率直に記していく、それこそが誠意だと思いますので率直な感想を書いて行こうかと思います。<ワタシは、棋界での「自分の勝敗はどちらでも関係ないけど相手は負けると下のクラスに落ちてしまう」という対局の際に、手加減なしで全力で相対するというのがとても好きだったり。
 ......という前置きの末に「面白かったです」と書くと妙に作為的なカンジがしますが(笑)、えぇ、はい、面白かったです(^-^)
 4本の短編からなる作品で、青春恋愛小説カラーのミステリというよりはミステリカラーの青春恋愛小説といった雰囲気。全体を通しての構成は「上手いなぁ」と思わせる部分があって、4本の中では4本目が特に好きかな? 伏線が「いかにも伏線です」といった形で提示されているので意外性はあまりなかったのですが、そんなコト言いつつもワタクシ1番大事な伏線に気付かなかったので完敗なんですけどね、はい(;^_^A


 ただし、3つ目の作品が、犯人を指摘する際にその犯人が使ったテクニックのうちの1つを種明かしせずに「秘密」とした点がワタシ的にはなんかもうイヤで(苦笑)
 作品が全体的に(トリックやキーとなるところに)マジックが絡んでくるため重要なところは「種明かしをせず」になっているのですが、それは話そのものに影響が出ないよう上手く書かれていたのでほとんどが気にならなかったのですよね。でも、先述の部分は、犯人を特定する部分でマジックが話に入り込んだもんで、そこで「秘密」とされると主人公も「それは反則だよ!」って言っていましたが読者からしても「それは反則だよ!」と納得行かなかったというか(-_-メ;)
 あと、好みで言うと、キャラクターの立たせ方が「平面」ではなく「立体」だと嬉しかったかなぁ、と(笑) 美少女を「美少女」と何度も書かれるよりは他の描写をもって「あ、美少女なんだな」とわかるような表現をされている方が好みなんです、はい(笑)<ネット上の書評で「ラノベ風」と書かれているのはいわゆるこの点なのだろうななんて推測。


 まぁ色々書いてはいますが、ミステリも青春小説も好きなワタシは楽しみながら最後まで読ませていただきましたです。
 ミニトークショーの際に「しばらくはまだ短編で......」とおっしゃっていたので、次は、主人公や視点が変化していく短編連作が読みたいなぁ。思いっきり現実にはなさそうなキャラ設定とか事件のミステリとか。謎々的なモノ(高田崇史さんの千波くんシリーズのような)も読んでみたいなぁ。――次回作が楽しみざます(((o(^。^")o)))


 ちなみに、「午前零時~」と「マルドゥック~」を読み終えた現在は『ハゲタカ』上巻(真山仁/講談社)を読んでいます。ものすごく久しぶりの経済小説。
 先に読んだ相方が「ドラマとはかなり違うよ」と言っていましたが、いやはや、ホントに全然違いますね!(゜_゜;)
 一番驚いたのは鷲津と芝野が元同僚という設定がドラマオリジナルだったというコトであります......鷲津の生い立ちがまるで違いますもんねぇ。でも、映像ってやはり強いですね、本を読んでいて出てくる鷲津のイメージは大森南朋さんです(笑)<鷲津眼鏡をかけた彼がとってもクールで好きであります( ̄ー ̄)ニヤリッ
 文章は比較的読みやすいのでスイスイと結構なスピードで読み進められそうですが、移動中携帯が手放せなくなっている穂高サン、さてはて読了はいつになることやら(苦笑)


 そんなこんな。


P.S
 ......どうでもいい話ですけど、前回の日記(日曜日の分)で「アンチ短パン魔法使い」と書いたらさっきからその言葉が呪文のように頭を巡って消えません(笑) 参ったなぁ(笑)

コメント[2]

おぉぉ、すごい図書館!

自分、こんなところ入ったら一生出てこられませんよ。。。
どっかの4兄弟の長男のように(笑

No.325のおむろんさんのコメントへの返信

こんにちは~。
すごいですよね、図書館の写真…自分、「え、なにこれ、海外FTの表紙?」とか本気で思いました(笑)

> 自分、こんなところ入ったら一生出てこられませんよ。。。どっかの4兄弟の長男のように(笑

どっかの4兄弟長男(笑)
そういえばいつの間にか年を超していたなぁ……(遠い目)
時間を気にせずに図書館で1日過ごすって社会人となってしまった今の生活を考えるととてもじゃないけど無理そうですが、無理そうだからこそ憧れますよね(笑)

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