穂高の不躾日記（改）

　ところで、移動中は主に睡眠に時間を費やしていたのですが（苦笑）、わずかばかりの起きている時間は読書に費やしておりました。ただいま読んでおりますのは『イカロスの誕生日』（小川一水/朝日ソノラマ）。
　旧ver.ブログでの既読ページを新しく作り直していないため読書履歴が先月からパッタリ止まっていますけれども、この1ヵ月での読書量はといえば実に「文庫本2冊」と個人的活字離れも甚だしい状態だったりなんかして（苦笑）
　その2冊というのがワタシにしては珍しくライトノベルだったりします。
　1冊は『ミスティック・ミュージアム2』（藤春都/ホビージャパン）。もう1冊は『ダブルブリッド』（中村恵里加/メディアワークス）。

　「ミスティック～」はタイトルに「2」と入っていることからわかるように続編であります。
　「1」が中盤までちょっと退屈だったのに比べ、「2」は序盤から中盤までが非常に面白くて（序章での風景描写とかがめっさ好みでテンション上がった......！/笑）、がつがつっと読み進めていたのですが――中盤に描かれていた事件が解決してしまったら自分の中での大きな波も1つ通り過ぎてしまい続きを読み進めるのに少しインターバルが(;^_^A
　ヒロインたる女神がワタシの好みからちょっと外れているというのも読書テンポが遅くなった理由かもしれません（苦笑）　今回登場した新キャラの方が個性があってメリハリも効いてて好きだったんですよね......。
　あと、ヒロイン女神は主人公のコトが好きで新キャラに対して嫉妬のようなものを抱いているに違いないというようなシーンが結構あったのですが、彼女がなぜにそこまで主人公のコトを気に入ったのかが正直謎だったり（爆）　他の女性キャラが主人公を好いているのは背景や流れからして納得できたりもするんですけど、ヒロイン女神については土台がちょっと弱いような気がしなくもないです。ラ○ちゃんみたいな性格で「ダーリンのこと気に入ったっちゃ♪」ってなノリでいつも近くにいるのだったら納得行くんですが（笑）　ツンデレで、ツン→デレに傾きそうな「フラグ立った～！」なイベントがはっきり打ち出されていないからかも(・_・")？＜恋愛ADVやSLGをやらないヒトにはわかりづらい例えですが（笑）

　物語そのものは中盤までの聖書にまつわる事件がとても面白く、実際に起こった事件のように描いているリーダビリティに酔わせていただきました。「神」の定義とか、その辺の問答も実に面白かった！(^-^)
　シリーズ通して出てきそうな謎人物も登場したので「3」が楽しみであります。主人公もちょっとずつでも存在感が増して行ってくれることを期待しつつ（笑）

　「ダブルブリッド」、こちらは先日セリさんからのオススメ本。
　オススメというか......全巻売り払う予定だけれども読む？と尋ねられたので「読みます」と借りてきたのです、はい（笑）
　アクション・ホラーって書かれていたんだっけなぁ。ホラー苦手なワタシは「大丈夫かなぁ(;^_^A」と心配しつつ読み始めましたが、1巻は途中で挫折することもなく無事に読み終えましたです――思っていた以上にグロテスクな描写が多くてびっくりしながら！（苦笑）＜挿絵が可愛い系だったので、ね......。
　1巻を読んでの感想は、きっちり作られた世界観や設定、アクション・シーンの多さとスピーディーさ、満身創痍すぎる主人公の描写（笑）がしっかりとした骨組みとなって物語を作っているなぁ～というところでしょうか。枚数の関係か、登場人物たちの感情面が割と薄く、「怒る」とか「悲しむ」とかそういうシーンがプロットの上を滑っているようだったので"食い入るように"読み進めるとまでは行きませんで......何と申しましょうか、出来の良い3巻完結のOVAを見たカンジ？

　続編で1巻では出てこなかった「元6課」の方々が順々に出てくる、それが楽しみであります。
　浦さんが中ボスかラスボス、そのどちらかだと睨んでいるワタシとしては、その読みが正しいのか確かめて行くのも楽しみの1つ（笑）

　この「ダブルブリッド」の続巻は、DS「クロノトリガー」を進めつつ気が向いたらになりますかね。
　入浴読書がただいま最初（？）に挙げた「イカロスの誕生日」ですので......。
　決算でドタバタし始めますが、なるべく空いた時間を使って今月は本を読んで行ければと思っていたりもします。「イカロス」の次は本棚に並んでいる『狼と香辛料』（支倉凍砂/メディアワークス）かなぁ。......ラノベ月間？（笑）
　思えば年頭に「今年の抱負」を考えていなかったコトについ数時間前に気づいた次第なのですが（苦笑）、とりあえず、「今月の抱負」として「本をたくさん読もう」を掲げたいと思う今日この頃でありました――なんか小学生の夏休みの目標みたいですけどねっヽ(´ー`)ノ