2009年10月10日

約20年ぶり

 事前予想とは裏腹に出勤可能性が0となり無事に確保できたこの3連休ですが、初日は法事でほぼ1日外出となりました。


 亡くなったのは伯父(母の兄)なのですが、ワタクシ、この伯父さんとは約20年ほど顔を合わせていなかったりします。
 横浜方面に住んでいる伯母(母の姉)曰く「数年前に脳溢血で倒れてから茨城にある病院に入院している」とのことだったのですが、どうやら向こう(伯父さん家族)からうちの母方親族にきちんとした連絡がないそうで「いま、どこの病院にいるのだか、そもそも生きているかどうかすらわからない」という状態だったものですから結婚式の招待状すら出せなかったのですね。
 それが、一昨日、その伯母のところに「亡くなった」という連絡があり、10日の早い時間帯に都内で近親者のみでの密葬を行うという話でしたので、最後のお別れに行って来たのであります。


 ちなみに、うちは両親揃って"時代を感じさせる"兄弟数かつその中でも下の方だったりするもんで、たくさんいるいとこの中でも実兄とワタシは比較的若い部類に入ります(笑)
 で、亡くなった伯父の子供(いとこ)にも今日会ったのですが......約20年ぶりの対面なワケです。しかも、当時、向こうは2歳くらいでした。――面影も何も全然覚えていないっていうか「あらまぁ、大きくなって」状態(;^_^A
 っていうか、伯父さんちの子供(年下いとこ)、1人だと思っていたら3人になってた!(゜_゜;)
 それどころか、今日初めて知ったのですが、伯父、1度離婚していて前の奥さんとの間に子供(年上いとこ)が3人いた!(゜_゜;)<実兄は小さい頃遊んでもらったらしいけどワタシは会う機会がなかったらしい。


 ......1日でいとこが5人増えたカンジです......(笑)


 もっとも、伯父の子供たち(年上・年下いとこ双方)にしてみれば、ワタシの方こそ「......誰(・_・")?」なんでしょうけど(苦笑)<そういうのは慣れっこです、父方のいとこの中じゃワタシが1番年下なもんで、近年会うたびに実兄の嫁だと思われて探りの台詞を入れられます(笑)


 それはさておき。
 ワタシの記憶の中で伯父は「顔が丸々していてガタイが良い」ヒトだったのですが、今日、棺の中で眠っていた伯父は頬などげっそり痩せこけていて別人のようでした。<うちの両親たちもびっくりしていた。
 約20年ぶりの対面になるので"老い"は想像していたのですが、やつれた様子というのはそれこそ本当に想定外で、「闘病生活、辛かったんだろうな......」と思ったら昔の記憶も蘇ってちょっと涙してしまいました。


 ――実は、昨日まで斎場に足を運ぶかどうしようか迷っていたのですヨ、ワタシ。
 先述のとおり、伯父夫婦の連絡先が不明だったこともあって結婚式に招待していない(つまりは結婚の報告をしていない)状態だったので、顔を合わせづらいというか気後れしていたというか......(´ヘ`;)
 そこで実兄に「どうする?」と相談したところ、彼から「自分は仕事があるので行けないけれども、背景はどうあれ、お葬式には来てくれた方が嬉しいに決まっているからね」とメールで返答があり、それで「もう2度と会えなくなっちゃうんだから行こう!」と決心を固めたのですね。
 でも、ホント、行って良かったです。
 行かなかったら痩せこけた姿は見ない、伯父が最後どれだけ大変だったかを知らないままだったワケで......上手くは言えないのですが、そのヒトの頑張りを看取ってあげるのってやっぱり必要なんじゃないのかなと思った次第で。


 また、義理の伯母は伯母で、入院中はあえて連絡をしなかった――伯父の看病や子供のこと(1番下の子はまだ学生、その上の子にしても今年卒業したばかり)などで手いっぱいのためうちの祖母の面倒を見れていないので、伯父の入院先を伝えたらお見舞いやら何やら自分たちだけ気を使われると申し訳ないので連絡を入れなかった――けれども、やっぱりどうしても最後のお別れには来て欲しいと思って図々しいのは承知の上で密葬の連絡をした、とのことで......。
 「来ていただいて本当にありがとうございます」と言われるたびに、迷っていた自分がちょっと恥ずかしくなったりもしましたです、はい(´ヘ`;)


 ところで、今回約20年ぶりに会ったヒトたちの中に、現在のうちの住所から最も近い場所(隣駅)に住んでいる年上いとこがいました。
 このいとこがですねぇ、女性なんですが、滅法酒が強くてビビりました!(゜_゜;)
 お葬式後の食事の席でお清めとして日本酒が出て来たのですが、年配が多かったため&時間帯的に皆あまり飲まなかったのですね。そうなると、そりゃまぁ当然のようにお酒が残りますわな。
 で、その従姉のところに周りから「アンタ、日本酒好きだろう!」とテーブル中の徳利が集められたワケですが......それを手酌で空けてく空けてく(笑)
 何がすごいって、結構なピッチで飲み続けていたのもさることながら一向に酔ってる気配がないのがすごかった......。<顔色変わらないけど酔っている、とかじゃなくて、本当に酔っぱらってないの、素面なの!
 うちは父方も母方もそこそこ酒が強い家系だし、ワタシの周囲には中国人の同僚を含めてびっくりするような酒豪がいたりもしますが――今までの人生で出会った方々の中で最強じゃないかと思いましたヨ。物言いもはっきりとしていて、そのことを「生まれつき貴重な丙午(ひのえうま)の女性だからね!」と言って笑い飛ばす、華奢なんだけどゴーカイな辺りも含めてワタシの中では"最強"オネーサマ認定であります。
 1度、親世代がいない席で一緒に飲んでみたいな~。間違いなくワタシが大変なコトになるんだろうけどさぁヽ(´ー`)ノ


 そんな彼女との再会込みで、実に多くの経験をした1日でありましたとさ。

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